新薬情報

シンフロリックス水性懸濁筋注[沈降10価肺炎球菌結合型ワクチン]

肺炎球菌は小児における細菌性感染症の主な原因菌の一つであり、髄膜炎、菌血症、敗血症などの侵襲性肺炎球菌感染症や、肺炎などを引き起こします。シンフロリックスは、肺炎球菌による侵襲性感染症や肺炎を予防するために、6 週齢以上5歳未満の乳幼児に用いるワクチンです。

医薬品情報

●シンフロリックス  (ジャパンワクチン,第一三共,GSK)  水性懸濁筋注:0.5mL. [特] a.10種の肺炎球菌莢膜ポリサッカ ライドを,プロテインD(インフルエン ザ菌由来),破傷風キソイド,ジフテリ アトキソイと共有結合. b.ニューモバックスは2歳以上,   本剤は6週齢以上5歳未満に適応. [効]肺炎球菌(血清型1,4,5,6B,7F,9V,14,18C,19F,  23F)による侵襲性感染症及び肺炎の予防. ・破傷風,ジフテリア,インフルエンザ菌b型     の予防接種に転用できない. ・免疫抑制状態では安全性,有効性は不明. ・6週齢未満,5歳以上は未承認 [用] 初回免疫:小児に1回0.5mL3回,    27日間以上の間隔で筋注. 追加免疫:小児に1回0.5mL1回,筋注.   但し,3回目から4か月以上あける ・6週齢(標準は7か月未満)~5歳未満    までに開始(5歳は含まない) ・在胎27週以上の早産児は  2か月齢~7か月齢未満までに開始. ・接種もれ(標準の7か月齢未満までに   1回目を開始しなかった場合): *7か月齢~12か月齢未満  初回免疫:1回0.5mL2回,    27日間以上の間隔で筋注.  追加免疫:1回0.5mL1回,   2回目接種60日以上後に筋注.  12か月齢~24か月齢未満までに接種. *12か月齢~5歳未満  1回0.5mL2回,60日間以上の間隔で. [禁],[慎] 共通→183頁 [慎]血小板減少症,凝固障害,抗凝固療  法施行→筋肉注射部位の出血. [注] 共通→183頁. 他の肺炎球菌ワクチンとの互換性未承認 [患]本剤と他のワクチンの同時接種 の場合→夫々単独接種可能である  ことを説明.特に,重篤な基礎疾患   罹患の場合は,単独接種も考慮. [副]A.重大:a.ショック,アナフィラキシー, b.痙攣,c.血小板減少性紫斑病. D.アレルギー性皮膚炎,アトピー性皮膚炎, 湿疹等,血管浮腫,●発赤67%,●腫脹47%, ●疼痛31%,●硬結,そう痒感,血腫,出血,小結節, ●食欲喪失5%,嘔吐,下痢,悪心,●易刺激性16%, ●傾眠状態10%,異常号泣,筋緊張低下-反応性低下発作, 頭痛,発疹,蕁麻疹, ●発熱18%,ワクチンを接種した肢(又は関節)の広汎性腫脹,無呼吸.

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